ほんとの出会い系ブログ

今まで出会った本をご紹介します。人気の作品や良書と呼ばれる本が多いと思いますので、出会いのきっかけになれば幸いです。

機動戦士ガンダムUC(10)虹の彼方に(下)

小説版「機動戦士ガンダムUC」の最終巻です。ついにラプラスの箱の謎が明かされ、さらには首相官邸ラプラスの爆破テロの真相やフル・フロンタルの正体も明かされます。宇宙世紀元年に端を発し、100年の節目を目前に控えた宇宙世紀0096年ラプラス戦争までの壮大なストーリーが完結します。

ラプラス・プログラムが示す最終座標であり、始まりの場所でもあるインダストリアル7のコロニービルダー「メガラニカ」にたどり着いたバナージとオードリーは、バナージの曾祖父サイアム・ビストの待つ氷室でついにラプラスの箱の真実を知ることとなります。バナージはサイアム・ビストからラプラスの箱を委ねられますが、メガラニカにフル・フロンタルが侵入したことにより、ラプラスの箱をめぐって再び戦うこととなります。

一方、北米のシャイアン基地では、ビスト財団当主代行のマーサと移民問題評議会のローナン議長によって、ラプラスの箱ごと消し去る「最後の手段」の準備が着々と進められていました。ラプラスの箱を消し去るということはメガラニカ近くのネェル・アーガマも巻き込まれることを意味し、その危機を察知したロンド・ベル司令のブライトは、計画を阻止するために更迭中にも関わらずシャイアン基地に向かいます。

小説版の最終巻はアニメ版 episode 7 と同等のストーリーですが、特にモビルスーツの戦闘シーンが大きく異なります。

ラプラスの箱をめぐる、宇宙世紀を振り返るようなストーリーは多くのガンダムファンが楽しめます。特に小説版はアニメ版では省略されたエピソードや登場人物の会話が描かれているため、アニメ版を視聴した方にもおすすめです。

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