機動戦士ガンダムUC(8) 宇宙と惑星と
機動戦士ガンダムUC(8) 宇宙と惑星と (角川スニーカー文庫)
- 作者: 福井 晴敏
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/01/29
- メディア: 文庫
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小説版「機動戦士ガンダムUC」の第8巻です。再び宇宙が舞台となります。
オーストラリアのトリントン基地での戦闘後、ネェル・アーガマの協力で再び宇宙へ上がったバナージとガランシェール隊は、そのままネェル・アーガマへ乗艦します。ガランシェール隊にユニコーンガンダムを奪われる形となった連邦軍は、トライスターやリディを乗せた旗艦ゼネラル・レビルを追撃に向かわせます。ネェル・アーガマは、袖付きと連邦軍の追撃から生き延びるため、単独でラプラスの箱を確保すべく、ラプラス・プログラムが示す次の座標「L1ジャンクション」へ向かうことを決断します。
第8巻はアニメ版の episode 6「宇宙と地球と」に相当しますが、ネェル・アーガマ内の出来事は大きく異なります。まず、袖付きのフルフロンタルはジオン共和国のモナハン・バハロ国防大臣に協力を要請し、政治団体「風の会」所属のジオン共和国軍人ギリガンらをネェル・アーガマに向かわせます。ネェル・アーガマではL1ジャンクションに到着後、ユニコーンガンダムとエコーズによる調査が開始されますが、そこでジオン共和国のモビルスーツから襲撃を受けます。一方、ネェル・アーガマに乗るガランシェール隊は密かにジオン共和国軍を誘導し、ネェル・アーガマを占拠します。
このように小説版ではネェル・アーガマのオットー艦長以下の乗員からエコーズ、タクヤやミコット等の民間人も含め、一時ほぼ全員が袖付きの管理下に置かれ、アニメ版とはまた違った緊迫感のあるストーリーとなっています。また、連邦政府の傀儡国家であるジオン共和国と政治団体「風の会」も小説版にしか登場せず、本作品の政治的背景をより興味深いものにしています。第8巻はすでにアニメ版を視聴している方にも読み応えのあるストーリーなのでおすすめです。
機動戦士ガンダムUC 文庫 全10巻 完結セット (角川スニーカー文庫)
- 作者: 福井晴敏
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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機動戦士ガンダムUC [MOBILE SUIT GUNDAM UC] 6 [Blu-ray]
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