機動戦士ガンダムUC(9)虹の彼方に(上)
機動戦士ガンダムUC(9)虹の彼方に(上) (角川スニーカー文庫)
- 作者: 福井 晴敏,美樹本晴彦
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 文庫
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小説版「機動戦士ガンダムUC」の第9巻です。小説版最終エピソードである「虹の彼方に」は上下巻に分かれており、第9巻は上巻、最終巻の第10巻が下巻です。
ラプラス・プログラムが示す最終座標と思われる場所は、始まりの場所であるインダストリアル7でした。ネェル・アーガマと袖付きはそれぞれ先を争ってインダストリアル7を目指しますが、ネェル・アーガマの前には袖付きの主力艦隊が待ち構えていました。袖付きには旧式のモビルスーツが多いことや、ネェル・アーガマにはユニコーンガンダムやガランシェール隊のモビルスーツ、特にクシャトリアが出撃できることを考慮しても、そのモビルスーツの兵力差は10倍以上という圧倒的な差です。それにも関わらず、正面から向かわざるを得ないネェル・アーガマにとってはまさに最大の山場と言えるでしょう。
一方、アルベルトが差し向けたリディの乗るバンシィによってラプラスの箱の秘密が守られる可能性はあるものの、ビスト財団当主代行のマーサは移民問題評議会のローナン議長に一時的に手を組むことを提案し、ラプラスの箱がネェル・アーガマや袖付きに奪われるくらいなら、箱ごと消し去るという「最後の手段」の準備を進めます。
第9巻の見せ場はなんといってもネェル・アーガマと袖付きの最後の大規模戦闘です。その中には、アニメ版では描かれなかった次のようなシーンが含まれます。
- ユニコーンガンダムとローゼン・ズールの戦闘シーンで描かれるアンジェロの過去の体験
- クシャトリアとシナンジュの戦闘シーン
- ユニコーンガンダムを援護するロンド・ベルのトライスター
- サイコフレームを積んだベースジャバーで戦場に向かうアルベルト
また、アニメ版でも非常に印象的だったネェル・アーガマの楯となるマリーダのシーンも第9巻に含まれています。
次はいよいよ全10巻に渡って描かれた壮大なストーリーの完結巻となります。
機動戦士ガンダムUC 文庫 全10巻 完結セット (角川スニーカー文庫)
- 作者: 福井晴敏
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/14
- メディア: 文庫
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