やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7.5
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7.5 (ガガガ文庫)
- 作者: 渡航,ぽんかん(8)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/08/20
- メディア: 文庫
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「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」第7.5巻です。7巻と8巻の間のエピソードというわけではなく、時系列は様々な短編集です。次のようなエピソードが収録されています。
「こちらとしても彼ら彼女らの行く末に幸多からんことを願わざるを得ない。」
ゲームに同梱されたOVAの小説版です。平塚先生から奉仕部へ、タウン誌の記事を作成してほしいという依頼が入ります。記事の内容は「若者の結婚特集」ですが、平塚先生を含め参考になるような知識も経験も奉仕部には無いため、アンケートとコラムという構成で記事を作ることになります。そしてなりゆきで呼んだ小町を含め、なぜか嫁度対決という展開へ。OVAならではのサービスエピソードといった内容です。「比企谷小町の計略」
イベント限定のドラマCDの小説版です。第3巻の由比ヶ浜の誕生日会直後のエピソードとなっており、みんなでゲームセンターで遊ぶという内容です。「未だ、彼らは帰るべき場所を知らない。」
第7.5巻のオリジナルエピソードです。梅雨明けの時期、奉仕部の部室に柔道部が訪れます。相談内容は、スポーツ推薦で大学に入ったOBが来るようになってから、退部希望者が多いということでした。そこで奉仕部は、新入部員の獲得とOB対策を兼ねて柔道大会を開くことを考えます。八幡も大会に参加し、体を張って解決を試みます。
上記のエピソードの間に、第6巻の店頭特典である以下の4種類のショートストーリーが挿入されています。
- 「やはり比企谷八幡のおふくろの味はまちがっている。」
- 「もちろん、比企谷八幡の優しさは捻くれている。」
- 「思いのほか、比企谷八幡の勉強方法はまちがっていない。」
- 「それでも比企谷八幡のポジティブシンキングは歪みきっている。」
短編集なのでテンポよく読み進められます。特典や限定版エピソードを多数収録した巻なので、本シリーズの中でもそろえておきたい1冊です。