C実践プログラミング 第3版
- 作者: Steve Oualline,望月康司(監訳),谷口功
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 1998/06/15
- メディア: 大型本
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プログラミング言語Cは比較的歴史が古く、これまで様々な分野で広く利用され、その構文は後の多くのプログラミング言語に影響を与えています。また、いまだに大学などで学ぶ機会も多いでしょう。本書はプログラミング言語Cを基礎から説明します。初心者がつまづきやすいといわれるポインタについても、第13章で「単純なポインタ」、第17章で「高度なポインタ」と二章に分けて図を使って丁寧に説明します。
本書は次のような四部構成となっています。
I部 基礎編
1~3章ではCの簡単な概要と歴史的背景、プログラムの書き方について説明します。4~6章では変数、型、算術演算子、配列、制御文などの基本的な構文を説明し、7章ではプログラミングの手順を説明します。II部 単純なプログラミング
8~13章では関数、プリプロセッサ、ビット演算子、構造体、ポインタなど、I部で説明した以外の構文を説明します。14章ではファイル関数を使ったファイル入出力を、15章ではデバッグと最適化について説明します。最後に16章で浮動小数点を説明します。III部 高度なプログラミング概念
17章ではリンクリストやツリーなどのデータ構造を「高度なポインタ」として説明します。18章ではモジュールプログラミングを、19~20章では環境の差によるコンパイラや移植性の問題を、21章では「あまり使用しないCの機能」としていくつかの構文を説明します。22章では「まとめのプログラム」としてひとつのプログラムを作成し、最後に23章ではプログラミングに関する格言を紹介します。IV部 他の言語機能
付録としてASCIIコード表や演算子の優先ルールを掲載しています。
本書はCの構文の説明だけにとどまらず、Cによるプログラミングを通じて可読性の高いコードやバグを生みにくいコードを書くことの重要性、そのためのプログラミングスタイルや習慣を説明します。これからCを学ぶ方、特にプログラミング自体を学び始めた方におすすめです。