CODE COMPLETE 第2版 上

CODE COMPLETE 第2版 上

本書はプログラミングに関するベストプラクティスを説明します。上巻は4部構成の全19章で、設計や変数、データ型、制御文などに注目します。どの章から読んでも理解できる内容で、悪い例を「CODING HORROR」として紹介したり、統計データに基づく場合は「HEAD DATA」として説明します。

変数の章では変数の寿命を短くすることの重要性や、変数名について望ましい名前、避けるべき名前、省略形の名前を付ける場合の注意など、様々な角度から説明します。制御構造の章では条件文やループ文、再帰、テーブル構造を使った情報の参照方式、そしてgoto文についての議論などを説明します。

第8章では防御的プログラミングについて説明します。これは入力されたデータが正しいとは決めつけず、たとえ不正なデータが与えられたとしても被害を受けないようなプログラミングのテクニックです。

このように、バグを生みにくいプログラムや保守しやすいプログラムを書くための、プログラミングに関するプラクティスの総合的なガイドラインとして、これからプログラミングを学ぶ方たちにはぜひお勧めしたい本です。